プレゼン資料の作り方を知りたい
見やすい資料とは?
PowerPointの使い方がわからない。
以上のようなプレゼン資料の作り方についての質問にお答えします。
この記事を読めば、すぐにPowerPointで綺麗な資料が作れます。
綺麗な資料を作って、プレゼンの完成度を上げましょう!
事前準備:Wordなどで情報を整理
「情報のデザイン」は「情報の整理」ができてから
PowerPointでプレゼン資料を作る前に、Wordなどを用いて内容をまとめましょう。
なぜかというと、PowerPointは情報を見やすくデザインするところだからです。
そのため、PowerPointに入る前にWordなどで情報を整理し、どんなことを伝えるのかまとめる必要があります。
整理の仕方がわからない場合、「企画書 構成」などで検索
情報の整理の仕方がわからない場合は、まとめ方を検索することをおすすめします。
検索すると、「要約の作成」「ターゲットの選定」などまとめるべきポイントがわかります。
テーマの色を決める
色は1色
色は沢山使えば使うほど、ごちゃごちゃしてしまい見づらくなります。
そのため、基本的に使う色は1色のほうが良いです。
迷ったらグレー
何の色を使うか悩む時は「グレー」がおすすめです。
- 無彩色なため、どの色とも相性が良い。
- 黒文字よりも明度がたかいため、文字を邪魔しない。
- スライド全体がスタイリッシュに見える。
スライドマスターを用いてレイアウトを決める
PowerPointには「スライドマスター」という機能があります。
この機能は、スライドのレイアウトを設定できるものです。
例えばスライドマスターで以下のようなレイアウトを設定したとします。
すると、スライドにこのレイアウトを適用できるようになります。
スライドマスターの使い方
①<表示>タブ→<マスター表示>グループの<スライドマスター>をクリック
②「スライドマスタ-」と「レイアウトマスター」が表示される
③「レイアウトマスター」を編集する。
- 表紙、目次、本編など全てに共通するレイアウトはあまりないので、基本的にいじるのは「レイアウトマスター」だけになる。
- スライドマスターを最初に開くとデフォルトのレイアウトが設定されている。
- オリジナルのレイアウトを設定したい場合は、「スライドマスター」と「レイアウトマスター」を白紙の状態から始める。
フォント
視認性と可読性の高いフォントを選ぶ
プレゼンでは、スクリーンにスライドを写して発表します。
スライドを印刷したものを配る場合もありますが、聴衆は基本的にスクリーンを見ながら発表を聞きます。
そのため、フォントは読みやすく(視認性が高く)、認識がしやすい(可読性が高い)フォント選ぶべきです。
日本語では「游ゴシック」「メイリオ」「ヒラギノ角ゴシック」
プレゼン資料のフォントは、視認性が高いゴシック体を用いるべきです。
その中でも、以下の理由から「游ゴシック」「メイリオ」「ヒラギノ角ゴシック」がおすすめです。
- 形が綺麗
×MSゴシックやHGゴシックはアンバランスで直線的 - 太字に対応しており、見た目の太さがそろっている
×MSゴシックは太字に非対応 - 文字の輪郭を濃淡で描画するクリアタイプフォントなため、輪郭が滑らか
×MSゴシックやHGゴシックは非クリアタイプフォントなため、ガタガタ
英数字は「Arial」「Segoe UI」「Helvetica Neue」
日本語がゴシック体なため、英数字はサンセリフ体を用いるべきです。
なぜなら、スタイルが一緒だからです。
(そのため、明朝体を用いてる場合にはセリフ体を用います。)
フォントのサイズ
24ポイント以上
プレゼンでは、遠くの方まで聴衆がいることが多いです。
また、年齢が高い人だと小さい文字は見えづらいです。
そのため、文字の大きさは最低24ポイント以上にすることをおすすめします。
小見出しを作る
小見出しを作ることで読みやすくなる
小見出しには以下の効果があるため、内容がわかりやすくなります。
- 「まとめ」の効果
→ぱっと見で言いたいことがわかる。 - 「区切り」の効果
→スライドや発表にメリハリがつく
小見出しは適度に目立たせる
小見出しの効果を発揮させるためには、ある程度目立たせる必要があります。
- サイズを変える
- 太字を使う
- 背景に色を付ける
- 文字の色を変える
など
しかし、目立たせたいからといって強調しずぎると、スライド全体がゴチャゴチャしてしまい逆に見えづらくなってしまいます。
そのため、上記の強調方法の併用は2つ以下がおすすめです。
表
線は少なく
線が多いと、中の数字などが見えづらくなってしまいます。
そのため、できるだけ線は少なくすることをオススメします。
表を目立たせたい場合は、背景に色&太字
表の一部分の数値に注目して欲しい場合は、数値に色を付けるのではなく背景に色を付け、尚且つ太字にしたほうが目立ちます。
図形(オブジェクト)
図解により情報を一目でわかるようにする
プレゼン資料は「見る」ものです。
そのため、文章で説明すると長くなるものは図解を使うことをオススメします。
「枠線」と「塗りつぶし」は併用しない
PowerPointのオブジェクトは、デフォルトでは枠線に色がつき、尚且つオブジェクトが塗りつぶされています。
しかし、「枠」と「塗り」が両方ともついていると煩雑になってしまいます。
そのため、色をつけるなら片方だけをおすすめします。
おすすめは「塗り」だけ
どちらに色をつけるか悩んだら、「塗り」だけをおすすめします。
なぜかというと、文字も「色のついた線」なため、枠線に色がついていると文字を邪魔してしまうからです。
オブジェクトは「四角(角四角)」「正円」「正三角形」
PowerPointでは様々なオブジェクトが用意されています。
しかし、基本的に使うのは「四角(角四角)」「正円」「正三角形」をおすすめします。
なぜかというと、歪みがなく綺麗だからです。
そのため、オブジェクトをこれに絞るとスライドに洗練さを感じます。
また、角四角を使う場合は、角の丸みは小さめにしたほうが綺麗に見えます。
余白
余白がないと窮屈で見づらい
余白を多くとるほど、ゆったりとした資料になり、読みやすくなります。
基本的な余白の目安は1~2文字分です。
揃える
ブロックを揃えられるところはそろえる。
PowerPointは全てのものが四角のブロックで囲まれて表現されています。
例えば、文字は透明なブロックで囲まれています。
このようなスライドの上にある四角のブロック(文字や図形)は、ぴったり合わせるように揃えると一気にスライドが綺麗になります。
スマードガイドを活用
PowerPointではブロック同士の余白などを教えてくれる「スマートガイド」という機能があります。
これを活用すれば、簡単にブロック同士を揃えられ、尚且つ余白も揃えることができます。
まとめ
この記事では、PowerPointでの見やすいプレゼン資料の作り方について説明しました。
最初は大変ですが、慣れていくときまったルールに則って作成するだけなので、楽になります。
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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